昨年秋の渡米時にカリフォルニアで見つけた赤の上質FJ62LGです。もちろん修復歴や改造歴もなく、大切にされてきたと思われる1台。手放そうか、手元に残しておこうか迷っていた前オーナーさんを「愛車を日本で大切にしてくれる次のオーナーさんに託してください。きっと次のオーナーさんはあなたと同じ気持ちでこのランクルを愛してくれますので」と説き伏せ譲ってもらい、日本に連れて帰りました。

入荷したときはボディーはオリジナルペイント（新車時塗装）のまま。サビや腐り＆過去の修復歴は皆無なものの、30年分の細かな凹みや傷が全体に満遍なくついており純正カラーでのオールペイントを英断。綺麗に化粧直しが完了しいつでも次のオーナーさんに託す準備が可能となりました。

そして特筆すべきは内装のコンディション。ダッシュの割れ、ドア内張りのヒビなど皆無で、オリジナルシートの切れやほつれもありません。新車から30年本当に大切にされてきたんだと思います。

やっぱり北米仕様左ハンドルのランクルはとてもアメリカンな雰囲気満載ですね。

エンジンルームはいつもの通りオーバーホールすべき箇所は施工し、全体をコツコツ手磨きの上、綺麗で機能的なランクルに仕上げます。